タテタカコ@静岡UHU

見に行ってきた。静岡市に来るのは初。


彼女のライブを見に行くのは今回が3回目。
しかし今回は会場のキャパが違う。
UHUは本当に小さいハコで、椅子席で30あるかどうか。
ほとんど宣伝してないせいか、当日券が数枚売れても客は20人位だった。


まずオープニングアクト鈴木健太郎という人が歌ってた。
いかにもストリートミュージシャンという感じの若者。
ロン毛にメガネ、ニット帽でTシャツにジーンズ、みたいな。
なので感想は特になし。


そして20時ちょっと前にタテさん登場。
髪はまた金髪ショートに戻っていた。頭が小さいから似合う。
白い長袖シャツにストライプのワイドパンツ。
靴は足袋型のスリッポンみたいなやつ。


いつもより少々緊張した面持ちで最初のMC。
「はじめまして、タテタカコです…31歳、割と女に見られない女です…」
彼女曰く、あまりにも間違えられるので本気で悩んだ事もあったそうで。
でもその事で人とコミュニケーションが取れるのは良い事だ、といつしか開き直ったとか。
…WCや温泉の時に「ここ女性用よ!」って声かけられるのが会話と言うかどうかは疑問だがw
その他に、ラマと関わろうとして反芻してた物を吐き掛けられたりというエピソードとか。
カンボジアの小学校へ音楽を教えに行った話とか。*1


さて、彼女の演奏はそんな感じのMCから想像もつかない。
ピアノを弾きながら演奏をするんだが、もう弾き語りってレベルではない。
文章では伝わりづらいと思うのでMyspaceを。
http://www.myspace.com/officialtatetakako
とりあえず「innocence」を聞いて欲しい。
これを弾き語りするんだから凄い。


曲順は…未発表曲が多いのでよくわからなかった。
彼女の歌には不思議な魅力がある。
身体全体を使った演奏にどんどん引き込まれていく。
歌を聴きながら、頭に情景が浮かんでくるので楽しい。
「今日を歩く」を聴いてるときは、3歳の甥っ子のことが思い浮かんだりした。
「宝石」ではもちろんあの映画。ちょっと泣きそうになった。


次のアルバムが出来たらまた来たいと言ってくれたのでそれに期待。

*1:カンボジアの学校には音楽や美術の授業が無い。理由は70年代の統治下で音楽家を含む知識人が全員虐殺されたから。詳しくはカンボジア大虐殺で検索。